今回は、BMWX6でメーターにはエンジンチェックランプ、モニターにはエンジン
出力低下の故障表示が出ているので点検、修理をします。
早速フォルトメモリーを見ると、チャージ圧コントロールの故障が二つあり
真っ先に考えられるのは吸気系のエア吸いがあるので点検です。
さすがV8ツインターボエンジン、結構バラさないと見たい所まで
辿り着きません。
画像中央にタペットカバーからインテークパイプやインテークマニホールド
に繫がるブローバイホース(チューブ)のジャバラ部分が破れ落ちています。
これではエア吸いを起こし吸入吸気量が変化するのでチェックランプを点灯
させたり、エンジン不調が起きる原因になります。
ブローバイホースは右バンクのエンジンの物で、破れた原因はプラスチック
製品なのでエンジンの熱と経年劣化だと考えられます。
左バンク側のホースは亀裂があり、一緒に外したターボパイプの
ガスケットリングも同時交換です。
これはバラしている途中で見つけた、ターボに入るウォーターホースですが
水漏れがあるので一緒に交換しました。